自動車のヒューズってなんで必要?
自動車には何十ものヒューズが設置されています。その全てに意味があり、もし設置されていなかったとしたら大変なトラブルを引き起こすこととなる可能性があるのです。
端的にご説明するならば、ヒューズというのは『各機器が壊れないための保険』の役割を持っています。ヒューズがあるからこそ自動車は大きなトラブルも起こさずに走行することができるのです。そのメカニズムについてご紹介していきましょう。
なぜヒューズがあるから安全なの?
昔ながらのガラス管ヒューズといえば、対応できる電流以上の電気が流れてしまった際に切れてしまうものです。そして、現在の主流であるブレードヒューズもこの作用と同じ働きをしています。
何かが原因で過電流が流れてしまうと、電子機器は誤作動・不具合・破損というトラブルを引き起こしてしまいます。電気の通路にヒューズを設置していない場合、その過電流は全て電子機器に直接入り込んでしまいます。
当然トラブルにつながる危険性は大です。そんな時、ヒューズを設置してあることで、ヒューズが先に切れて電子機器自体のトラブルを回避することができるのです。
アンペアに余裕を持たせるのはご法度‼︎
高頻度でヒューズが切れてしまって面倒だというドライバーも稀にいます。そんな時はアンペアを大きくすれば対処できる。そんなことを周りの人間や素人考えで対応してしまおうとしているあなた。絶対にやめてください。
既に何かの原因で過電流が流れてしまう状況であるにもかかわらず、ヒューズのキャパシティーを大きくするということは『過電流を許容している』ということになってしまいます。ヒューズは基本的に『切れることが正常動作』なのです。
トラブルが起きていることを示しているにもかかわらず、それを過大なキャパシティーで補うというのは自動車に多大なるダメージを与えることとなるのです。もし何度もヒューズが切れてしまう状況になってしまった場合、できるだけ早く自動車を修理に出しましょう。
純金メッキのヒューズに意味はあるの?
アフターパーツとして販売されている『純金メッキヒューズ』ですが、効果としては電気の流れを妨げないということにつながっています。しかし、この純金メッキヒューズは『自動車の走行機能には大きな効果をもたらすことはない』ということをまずお伝えしておきたいと思います。
あくまでも走行機能に対してです。効果がないパーツではありません。この純金メッキヒューズが効果的に作用するのは『オーディオ関係』の音質です。ヒューズや配線には少なからず抵抗があります。その抵抗がノイズとなり、若干ではあっても音質低下につながります。
最高に音質を良くしようと思うのであれば、配線を全て純金メッキや金配線を使用し、ヒューズやコネクターももちろん純金仕様のもの、不要な反響音を抑えるために吸音材をビッシリと敷き詰めるという大手術が必要になります。
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