車のボディというのは擦ったり洗車などちょっとしたことで簡単に傷ついてしまいます。しかし、多少のキズで修理業車に頼むのも気が引けがち…。そんな落ち込んでいるあなたに朗報があります!なんと小さいキズであれば自分でも修復可能です!今回は様々なキズ消しの特徴を紹介していきます。
車のキズ消しは初心者でも出来る?
小さなものであれば初めての方でも比較的簡単なものが多いです。また、最近ではキズ消しアイテムの種類も充実しているので初心者や女性でも修理を行えます。
中には失敗すると車を傷つけてしまうリスクのあるキズ消しもありますが、やり方をしっかり理解してやることで失敗のリスクを減らせ、上手くできればキズ消しにかかる費用を大きく減らせる可能性を秘めています。
細かなキズには「ワックスタイプ」

ワックスタイプは細かなキズにおすすめです。主に『半練タイプ』と『固形タイプ』の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。 また、中にはツヤやUVカット効果などが付属しているものもありキズ消し以外の用途でも使用されることもある人気のアイテムです。
半練タイプ
半練タイプは研磨剤が入っていることが特徴です。柔らかいので塗りやすく、一度磨くとワックスの効果が消えてもキズ消し効果が続くのがメリット。
しかし、磨き過ぎるとボディが薄くなったりキズを増やしてしまう恐れもあるので注意が必要です。
半練タイプのメリット
半練タイプのデメリット
固形タイプ
固形タイプは研磨剤がないので車を傷つける心配がないため安心して使えます 。しかし、しばらくするとまた元に戻ってしまうためこまめに塗り直しが必要になります。
半練タイプのメリット
半練タイプのデメリット
浅い引っかきキズには「コンパウンド」

ボディ表面についた浅いひっかきキズには「コンパウンド」がおすすめ。コンパウンドとはキズを消すために使用される研磨剤のことで、ペースト状や液状タイプなどさまざまな種類があるため状況によって使い分けができます。
浅いキズであれば簡単に消すことができ、一度磨けば効果がずっと続きます。またキズだけでなく、洗車などでは落としにくい強固にこびりついた汚れも削り取ることができます。
ただし、表面を削っているため、使いすぎるとボディが薄くなってしまいます。また、キズ消しを行う際に砂などのゴミがボディに付着していると表面を傷つける恐れがあるので必ず先に洗車を行っいましょう。
そして、ボディのカラーが濃色(黒のソリッドカラー)の場合は磨き後が付くため自力でやるのはNGで、プロでないと難しいです。また、爪が引っかからない程度のキズにしか効果がないので注意が必要です。
コンパウンドのメリット
コンパウンドのデメリット
ワンポイントのキズには「タッチペン」

部分的な小さなキズには「タッチペン」がおすすめ。車のカラーに合わせて色を選ばねばなりませんが、すぐに作業ができます。ただし、効果は薄いので注意。
タッチペンのメリット
タッチペンのデメリット
「スプレータイプ」は使わない!

弊社では、スプレータイプのキズ消しを使わないことを強く推奨します。
スプレータイプのキズ消しはある程度なら深いキズも広範囲で消すことができ、壁などに擦り付けてしまって白っぽく変色した部分も上から塗りつぶすことができるので、一見便利そうなアイテムなのですが、
実はスプレーでのキズ消しは難易度が非常に高く、プロがやってもそれなりにしか仕上がりません。 失敗すると塗りムラが出てしまうため、さらに修復が難しくなる恐れがあります。
また、作業前には洗車や補助材料など様々な下準備が必要で、非常に手間のかかる作業でもあるので別の方法で修復することを推奨いたします。
スプレータイプのメリット
スプレータイプのデメリット
大きすぎるキズは「板金塗装」

ある程度までは上記で紹介した方法でもできますが、あまりにも大きすぎるキズの場合は上記の方法では厳しく、下手にやるとかえってキズを悪化させてしまう恐れがあります。そうなるとさらに修復が難しくなってしまうため「板金塗装」をおすすめします。
残念ながら板金塗装は高度な専門知識が必要になるため修理業者に頼むことになってしまうのですが、自社で板金塗装を行っていない会社は外部の板金屋に外注しているため、費用が高額になったり、修理にかかる時間が長くなりがちです。なので、修理を頼む業者は自社で板金塗装を行っている会社を選ぶことを推奨します。 詳細は下記の記事で紹介しているので詳しく知りたい方はそちらもご覧ください。
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