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エンジンオイルの硬さ(粘度)の違いと正しい選び方 - カージェンス
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はじめに

エンジンオイルは車のパフォーマンスやエンジンの寿命に直結する重要な要素です。
特に「硬さ(粘度)」は、エンジンオイル選びにおいて最も重要なポイントと言えます。
この記事では粘度の基本知識から車種や運転スタイル、気候条件に応じた最適なオイル選び、そして粘度が与える実際の影響まで徹底的に解説します。

1. エンジンオイルの硬さ(粘度)とは?

粘度はエンジンオイルの「流動性」を表し、低温時と高温時での挙動が異なります。
オイルが硬すぎたり柔らかすぎたりするとエンジンに悪影響を及ぼす可能性があるため、規格に合ったものを選択する必要があります。

SAE規格と粘度表記の詳細
エンジンオイルの粘度は「SAE(Society of Automotive Engineers)」によって定められた規格で表されます。
よく見る「5W-30」や「10W-40」などの表記には次のような意味があります。

「5W」:低温時の流動性(Winterの略)。数字が小さいほど寒冷地でもオイルが柔らかくなり、エンジン始動がスムーズです。
「30」:高温時の粘度。数字が大きいほど、高温でも油膜が厚くなり、エンジンの摩耗を防ぎます。

2. 粘度の違いによるエンジン性能への影響

エンジンオイル粘度の選び方次第でエンジンの動作効率、燃費、寿命に大きな違いが出ます。
以下に、粘度ごとの具体的な特徴を示します。

低粘度(例:0W-20、5W-20)
流れやすく摩擦が少ないため燃費が向上。低温始動性に優れる。冬季、寒冷地、小型車、ハイブリッド車

中粘度(例:5W-30、10W-30)
低温・高温にバランス良く対応。多くの乗用車で採用される標準的な粘度。日本の四季全般、一般的な乗用車

高粘度(例:10W-40、15W-50)
高温でも油膜が切れにくい。エンジンの負荷が大きい環境に向く。スポーツカー、サーキット走行、夏場の酷暑

3. エンジンオイル選びで注意すべきポイント

① 車の取扱説明書を確認
エンジンの設計や使用目的に最適化されたオイルが車種ごとに指定されています。
取扱説明書で推奨粘度を確認し、それを基準に選びましょう。

② 季節や気候に合わせる
寒冷地や冬場
低温時の始動性が求められるため、「0W-20」や「5W-30」などの低粘度オイルが適しています。

暑い地域や夏場
高温での油膜保持が重要になるため、「10W-40」や「15W-50」といった高粘度オイルが効果的です。

③ 運転スタイルに合わせる
一般的な街乗り:中粘度(5W-30など)が無難。燃費とエンジン保護のバランスが良いです。
スポーツ走行や高速道路の長時間走行:高粘度オイルを選ぶと、高温時の摩耗を防ぎやすくなります。

4. エンジンオイルの種類とその選び方

粘度だけでなくオイルの種類にも注目する必要があります。
エンジンオイルには主に以下の3種類があります。

鉱物油
原油から生成された天然オイル。 安価だが劣化が早い。旧型車や低負荷の使用。

部分合成油
鉱物油と合成油をブレンド。 コストと性能のバランスが良い。 一般的な乗用車、街乗り。

全合成油
人工的に製造された高性能オイル。高温・低温性能が優れるが高価。高性能車や過酷な運転条件。

5. エンジンオイル交換の重要性とメンテナンス

適切なオイルでも、劣化したまま使い続けてしまうとエンジンにダメージが蓄積していきます。
以下のポイントを守りましょう。

交換時期
距離:5000~10000km(車種や使用状況による)
期間:半年〜1年ごと

交換時の注意点
オイルフィルターの交換も忘れずに。汚れたフィルターでは新しいオイルの効果が十分に発揮されません。

交換後の確認
オイル量が適切か確認。少なすぎるとエンジンに負荷がかかり、多すぎると燃焼室にオイルが混入する恐れがあります。

6. まとめ

低粘度オイルを高温環境で使用すると高温時に油膜が薄くなり、エンジン内部で金属摩耗が進む可能性があります。
対策:高温時の使用が多い場合は、推奨粘度の中で高粘度寄りを選択。

高粘度オイルを低温環境で使用するとエンジン始動時にオイルが固まり、潤滑が遅れることでエンジンに負担がかかる可能性があります。
対策:寒冷地では低温時の粘度(「W」前の数字)が小さいものを選ぶ。

エンジンオイルの硬さ(粘度)は車のパフォーマンスを最大限引き出し、エンジン寿命を延ばすために重要な要素です。
取扱説明書に基づいて気候や運転スタイルに合ったオイルを選ぶことで、エンジンのコンディションを最良の状態で保つことができます。
また、エンジンオイル以外のところでも定期的な点検や整備を行い、愛車を長く大切に乗っていきましょう。

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