愛車をピカピカに保つ方法として、車のコーティングは欠かせません。
プロショップに依頼するのも良いですが、自分で行うDIYコーティングなら、コストを抑えながら愛車のケアを楽しむことができます。
ここではDIYコーティングの基本から、実践的なノウハウやおすすめ商品、施工時の失敗しないポイントまでを徹底解説します。
メリット
1. 低コストでできる
プロ施工では数万円〜数十万円かかるのに対し、DIYなら数千円〜1万円程度で始められます。
2. 好きなタイミングで作業可能
予約や車の預かりが不要で、自分の空いている時間に施工できるのはDIYの大きなメリットです。
3. 車への理解が深まる
自分で愛車をケアすることで、車の状態や細かな傷などにも気づきやすくなります。
デメリット
1. 施工に時間がかかる
洗車や下地処理から仕上げまで、初めての方には数時間〜半日以上必要になる場合があります。
2. 仕上がりの差が出やすい
手順を間違えたり、作業に慣れないうちは、ムラや汚れが目立つ仕上がりになることがあります。
3. 環境の制約を受ける
DIY施工には、風や直射日光を避ける環境(ガレージや日陰)が必要です。
必須アイテム一覧
以下はDIYコーティングを行う際に必要な道具です。
• 中性カーシャンプー:まず初めに汚れを落とすために使用。
• 鉄粉除去剤:鉄粉や微細な金属汚れを除去。
• 粘土クリーナー(鉄粉粘土):塗装面のざらつきを滑らかにするため。
• 脱脂クリーナー:コーティング剤を定着させるために油膜や汚れを落とす。
• コーティング剤:ガラス系、ポリマー系、セラミック系など。
• アプリケーター:コーティング剤を均一に塗布するためのスポンジやクロス。
• マイクロファイバークロス:仕上げ拭き用。柔らかく傷がつきにくいものが最適。
• 高圧洗浄機(あれば便利):洗車の効率を大幅にアップ。
施工環境の準備
• 日陰または屋内ガレージで行う:直射日光が当たるとコーティング剤がムラになりやすい。
• 風の少ない場所を選ぶ:埃やゴミがコーティング面に付着すると仕上がりに影響します。
STEP 1:車の洗車
1. ホコリや砂を流す
高圧洗浄機やホースで車全体を洗い、表面の汚れを軽く落とします。
2. 中性カーシャンプーで洗車
スポンジを使って優しく洗い、特にタイヤ周りや下回りの汚れを念入りに除去します。
3. 水分を完全に拭き取る
吸水力の高いクロスを使用し、ボディに水滴を残さないよう丁寧に拭き上げます。
STEP 2:下地処理
1. 鉄粉除去剤の使用
ボディ表面にスプレーし、鉄粉が反応して色が変わったら水で流します。
2. 粘土クリーナーで仕上げ
ボディをなでるようにして使用し、ざらつきがなくなるまで磨きます。
3. 脱脂作業
専用の脱脂剤をクロスに吹きかけ、ボディを拭き上げて油膜を除去します。
STEP 3:コーティング剤の塗布
1. 少量ずつ塗布する
アプリケーターにコーティング剤を少量つけ、ボディのパネルごとに分けて均一に塗ります。
2. ムラを防ぐために拭き取る
指定の乾燥時間を守った後、マイクロファイバークロスで余分なコーティング剤を拭き取ります。
STEP 4:乾燥・硬化
1. 乾燥時間を守る
製品によっては数時間〜24時間の乾燥時間が必要です。雨や埃が付着しない環境で保管しましょう。
2. 完全硬化には数日かかる場合も
硬化中は洗車を避け、ボディに触れる機会を最小限にするのがおすすめです。
① SOFT99「フッ素コートスプレー」
• 価格:2,000円前後
• 特徴:スプレーするだけで簡単に撥水効果を得られる初心者向け製品。
• 耐久性:1〜2ヶ月
② WAKO'S「バリアスコート」
• 価格:3,000円前後
• 特徴:艶出し効果が抜群で、手軽に使えるガラス系コーティング。
• 耐久性:3〜6ヶ月
③ GYEON「Wet Coat」
• 価格:約3,000円
• 特徴:水洗い後にスプレーして流すだけで効果を発揮する親水タイプ。
• 耐久性:2〜3ヶ月
④ Pika Pika Rain「ガラスコーティング」
• 価格:約8,000円〜15,000円
• 特徴:高硬度のガラス被膜を形成し、3年以上の耐久性を実現。
⑤ KeePer技研「クリスタルキーパーDIYキット」
• 価格:7,000円〜10,000円
• 特徴:プロ仕様のコーティングがDIYで可能。必要な道具が全てセットで付属。
1. 定期的な洗車
中性洗剤を使用し、汚れが付着し続けないようにします。高圧洗浄機があると便利です。
2. 専用メンテナンス剤の使用
コーティング専用のリカバリー剤を使い、撥水性や艶を定期的に復活させましょう。
3. 鳥のフンや虫汚れの即時除去
これらは塗装やコーティング層を傷つける原因になるため、見つけ次第早めに拭き取りましょう。
DIYコーティングは初めてでも適切な道具と手順さえ守れば、プロ施工に近い仕上がりが期待できます。
特にコストを抑えつつ、愛車を美しく保つことができるのは大きな魅力です。
• 初めての方には手軽なスプレータイプをおすすめ。
• 長期間の保護を目指すならガラス系やセラミック系を検討。
DIYでの成功体験を積みながら、自分に合ったケア方法を見つけていきましょう。
愛車の輝きが日々の生活をもっと豊かにしていきます。